アメリカンツーリスターのスーツケースの底面と4か所の双輪キャスター
ブランド別ガイド

アメリカンツーリスターのキャスター交換|料金と、1か所か4か所か・土台まで必要かの見分け方

2026.10.02 公開

先に結論

  • キャスターの土台が4か所あるタイプの場合、料金は土台1か所に付いているタイヤの枚数で変わります。タイヤ1枚の単輪は1か所3,500円(税別)〜、タイヤ2枚の双輪は1か所4,000円(税別)〜です
  • 土台が2か所しかない2輪タイプは別料金で、1か所5,500円(税別)〜です
  • タイヤの直径が大きくても小さくても金額は同じです
  • 作業の目安はご来店で30〜60分、郵送で2〜3営業日です(2輪タイプはご来店60〜90分)
  • 車輪の形が残っていればキャスター交換で足ります。車輪が脱落して土台から金属の軸だけが出ている場合は、交換する部品が変わります

アメリカンツーリスターのスーツケースで「転がすとガタガタ鳴る」「ゴムが崩れて粉が落ちる」「1輪だけ割れた」というご相談をいただきます。このページでは、金額が何で変わるのか、1か所だけ交換していいのか、土台まで交換が必要になるのはどんなときかを、実際の修理記録とあわせて整理します。

料金の一覧や、キャスター以外の修理メニューはアメリカンツーリスターの修理ページ にまとめています。

まず数えるのは、土台1か所に付いているタイヤの枚数です

キャスターは「ハウジング(土台)」と「タイヤ(車輪)」で構成されています。料金が変わるのは、この土台1か所にタイヤが何枚付いているかです。

■ 単輪(たんりん)

土台1か所につきタイヤが1枚のタイプです。1か所3,500円(税別)〜、4か所まとめて11,800円(税別)〜。

■ 双輪(そうりん)

土台1か所につきタイヤが2枚並んで付いているタイプです。1か所4,000円(税別)〜、4か所まとめて12,000円(税別)〜。

ご自身のスーツケースがどちらかは、底面を見てタイヤの枚数を数えれば分かります。写真をお送りいただく際も、タイヤが写っていれば当店で確認できます。

なお、ここでいう単輪・双輪は「土台1か所あたりのタイヤの枚数」のことで、スーツケース全体の車輪の数(4輪タイプ・2輪タイプ)とは別の区別です。全体が4輪タイプでも、1か所に2枚ずつ付いていれば双輪になります。

キャスター交換の料金と作業時間

下の表の上4行は、スーツケース全体にキャスターの土台が4か所あるタイプの料金です。土台が2か所しかない2輪タイプは別料金になります。

修理内容料金(税別)作業時間の目安
キャスター交換(単輪)1か所3,500円〜ご来店30〜60分
郵送2〜3営業日
キャスター交換(単輪)4か所11,800円〜
キャスター交換(双輪)1か所4,000円〜
キャスター交換(双輪)4か所12,000円〜
2輪タイプ 1か所5,500円〜ご来店60〜90分
郵送2〜3営業日
2輪タイプ 2か所9,500円〜

料金はタイヤのサイズ(直径)に関わらず一律です。大きいタイヤだから高くなる、ということはありません。2輪タイプは構造上、縫製作業が必要になる場合があり、その場合は1,000円(税別)が加わります。パーツの取り寄せが必要な場合は期間が変わりますので、その場合は個別にご案内します。ブランドをまたいだ料金の一覧は修理料金のページ でご確認いただけます。

■ 交換の前に、必ずお伝えしていること

  • 交換するのはタイヤと横軸です。見た目や性能を選ぶことはできません
  • ブレーキ(ストッパー)付きのキャスターの場合、交換後はブレーキが使用できなくなります
  • 交換後、スーツケースの高さがわずかに変わる可能性があります
  • 部品の形状の違いによってがたつきが出る場合があり、状態によっては4か所の交換が必要になります

1輪だけ壊れたとき、1か所だけ替えるか4か所替えるか

1か所だけの交換は可能です。ただし、交換に使う部品と、残る3か所の元の部品とでは形状が同じとは限りません。形状の違いによってがたつきが出る場合があり、状態によっては4か所の交換が必要になります。

4か所まとめた場合、単輪なら11,800円(税別)〜で1か所あたりは3,000円弱、双輪なら12,000円(税別)〜で1か所あたり3,000円です。1か所ずつ4回に分けるよりは、まとめたほうが1か所あたりの金額は下がります。1輪だけ交換するか4か所まとめるかは、残りの3輪の摩耗の程度も見たうえでご提案します。

タイヤの交換で足りるか、土台まで必要かの見分け方

同じ「車輪が壊れた」でも、交換する部品が変わることがあります。見分ける目安は次のとおりです。

タイヤのゴムが摩耗・ひび割れしているだけで、車輪の形が残っている場合
通常のキャスター交換で対応できます。タイヤと横軸を代用品に交換します。

車輪が完全に脱落し、黒い土台から金属の軸(ボルト)だけがむき出しで突き出ている場合
車輪自体が失われているため、土台(ハウジング)側の修理のご案内になります。4か所まとめての交換で15,000円(税別)〜です。

この2つは、どちらか一方に必ず当てはまるというものではありません。1輪はゴムの摩耗だけ、別の1輪は脱落している、というように状態が重なっていることもあります。その場合は箇所ごとに分けてお見積りします。キャスター修理全般についてはキャスター修理のページ もあわせてご覧ください。

当店の記録(部位を問わない集計)

ここから先は、2025年4月〜2026年9月に当店で受け付けた修理の集計です。キャスターだけの数字ではなく、部位を問わない全体の数字としてご覧ください。

この期間に受け付けた10,398件のうち、メーカー名が記録されているのは5,266件です。その5,266件の中で、アメリカンツーリスターのスーツケースは271件(5.1%)でした。そのうち部品の交換を行った238件の内訳は、代用部品を使用したものが215件(90.3%)、純正部品を使用したものが23件(9.7%)です。

また、アメリカンツーリスターの修理明細303件を部位別に見ると、キャスターが113件(37.3%)で最も多く、次がケースハンドルの56件(18.5%)、伸縮ハンドルの29件(9.6%)でした。当店にお持ち込みいただく中では、キャスターのご依頼が最も多い部位ということになります。

修理事例

修理前:アメリカンツーリスターの底面、キャスターが破損した状態
修理前
修理後:キャスターを交換したアメリカンツーリスターの底面
修理後

海外輸送時の衝撃でキャスターが破損したアメリカンツーリスターのご依頼です。双輪タイプの車輪を交換しました。ほかの事例は修理事例のページ でご覧いただけます。

ご相談の仕方

まずLINEまたはWebフォームから写真をお送りください。ケース全体が分かる1枚と、車輪に寄った1枚の計2枚に、「ゴムが崩れている」「異音がする」「1輪だけ割れた」など症状を一言添えていただけると、タイヤの枚数まで確認できて判断が早くなります。

郵送は全国から承っています(郵送修理の流れ )。名古屋市の上前津本店へ直接お持ち込みいただくことも可能です(来店修理の流れ )。

よくあるご質問

Q. 1輪だけ壊れました。1か所だけ交換できますか?

A. できます。ただし交換部品の形状の違いによってがたつきが出る場合があり、状態によっては4か所の交換が必要になります。残りの3輪の状態もあわせて確認したうえでご提案します。

Q. タイヤの直径が大きいと料金は高くなりますか?

A. 料金はタイヤのサイズ(直径)に関わらず一律です。金額が変わるのは、土台1か所に付いているタイヤの枚数(単輪か双輪か)です。

Q. 純正のキャスターに交換してもらえますか?

A. 純正のキャスターを使えるかどうかは、機種ごとの部品の適合と在庫を確認したうえでのご案内になります。使えない場合は代用部品での交換になりますので、お見積りの際にどちらになるかをお伝えします。

Q. ストッパー(ブレーキ)付きのキャスターですが、交換後も使えますか?

A. ブレーキ(ストッパー)付きのキャスターは、交換後にブレーキが使用できなくなります。お見積りの段階で必ずお伝えしています。

Q. 交換すると見た目は変わりますか?

A. 交換するのはタイヤと横軸で、見た目や性能を選ぶことはできません。また、交換後にスーツケースの高さがわずかに変わる可能性があります。

車輪の写真をお送りください。タイヤの枚数から金額をご案内します