修理ガイド

グローブトロッターの修理|キャスター1か所7,900円〜・ボディ割れ8,000円〜の料金と日数、修理で戻るもの・残るもの

2026.05.15 公開/2026.09.13 更新

グローブトロッター修理

角に細い亀裂が入った。キャスターが割れて転がらない。革のハンドルが裂けてきた。メーカーに相談したら、完成は数か月先と言われた。グローブトロッターのご相談として、当店に実際に届いている症状です。

この記事では、スーツケース救急車がグローブトロッターの修理でお受けしている内容を、部位ごとの料金・日数と、「修理で戻るもの」「修理しても残るもの」に分けて書きます。当店の作業基準と、実際に受け付けた修理記録にもとづく内容です。

🏆 先に結論

  • キャスター交換は1か所7,900円(税別)〜。部品の在庫があれば、持ち込み当日45分〜60分程度で対応できます
  • ボディの割れ・亀裂は8,000円(税別)〜、持ち込み・郵送とも10日〜。内側からの補強が中心で、表面はパテ塗装で線が目立たないように仕上げます
  • 革ハンドルは8,000円(税別)〜、10日〜。革を作り直す場合は12,500円〜で、色味や質感は元と完全には一致しません
  • 当店の修理記録では、グローブトロッターの部品交換96件はすべて代用部品でした(2025年4月〜2026年9月7日の集計時点まで)。純正部品での交換をご希望の場合は、先にお伝えください

部位別の料金と日数の目安

グローブトロッター修理のページに掲載している料金です。すべて税別で、時間は部品の在庫がある場合の目安です。実際の状態によって変わるため、作業前に無料でお見積りをお出しします。

修理内容料金(税別)時間の目安
キャスター修理(1か所)7,900円〜持込45分〜/郵送2日〜
キャスター修理(全箇所)15,800円〜持込90分〜/郵送2日〜
ボディ凹み・亀裂修理8,000円〜持込・郵送ともに10日〜
コーナーパーツ(角の保護パーツ)修理8,000円〜持込・郵送ともに15日〜
革ハンドル修理・交換8,000円〜持込・郵送ともに10日〜
ヒンジ修理・交換3,500円〜持込60分〜/郵送2日〜
TSAロック開錠3,500円〜持込20分〜/郵送2日〜
TSAロック交換11,000円〜持込120分〜/郵送2日〜
フットパーツ交換5,500円〜持込90分〜/郵送2日〜
内装の張替(片面)13,500円〜持込90分〜/郵送2日〜

キャスターの「1か所7,900円〜」は代用部品での交換です。純正部品をご希望の場合は1か所21,000円〜で、取り付け金具が純正ではなくなる点をご了承いただいたうえでお受けしています。他ブランドを含めた一覧は修理料金表 にあります。

今回の事例:角の亀裂と、削れた角の保護パーツ

2026年9月に作業した一台です。角の保護パーツ(コーナーパーツ)の表面が白く削れ、そのすぐ脇のボディに縦の亀裂が入っていました。亀裂を内側から補強したうえで、表面をパテで整えて塗装し、角の保護パーツも補修しています。

修理前

グローブトロッターの角の亀裂と削れた保護パーツ(修理前)

修理後

グローブトロッターの角を補修した状態(修理後)

修理後も、光の当たり方によっては周囲との色味や質感の差が残ることがあります。これは補修の仕上がりとして事前にお伝えしている点で、下の「修理で戻るもの・残るもの」で部位ごとに書きます。

修理で戻るもの・残るもの(部位別)

グローブトロッターの修理で、作業前に必ずお伝えしている「仕上がりの範囲」です。直ることと、修理しても元と同じにはならないことを分けて書きます。

ボディの割れ・亀裂

グローブトロッターのボディは、バルカンファイバーという特殊なコーティングがされた素材です。強い衝撃にはあまり強くなく、割れや亀裂が入ることがあります。通常の使用で問題が出る素材ではありませんが、角の部分やヒンジのまわりには負荷がかかりやすく、ボディの割れのご相談はこの部分が中心です。

修理は、亀裂が広がらないように内側から補強するのが中心です。補強だけの場合、表面の亀裂線は見えたまま残ります。表面もパテで整えて塗装すると線は目立たなくなりますが、色味や質感を完全に再現するのは難しく、光の加減で周囲との差が出ることがあります。他店で断られたボディの割れも、この方法で対応できる場合があります。作業の流れはボディ修理のご案内 にまとめています。

修理前

グローブトロッターのボディ割れ(修理前)

修理後

グローブトロッターのボディ割れを補修した状態(修理後)

角の保護パーツ(コーナーパーツ)

トランク形状のため、角が地面や障害物に当たりやすい構造です。削れや割れは補修で対応します。ボディの亀裂と角の保護パーツの両方が傷んでいる場合は、それぞれ別の項目としてお見積りします。

修理前

グローブトロッターの角部分の破損(修理前)

修理後

グローブトロッターの角部分を修復した状態(修理後)

キャスター

代用部品での交換は、規格を優先して部品を選ぶため、見た目や転がり方は純正と異なります。純正部品をご希望の場合は1か所21,000円〜で、取り付け金具は純正ではないものになります。部品の在庫があれば持ち込み当日45分〜60分程度で交換できるので、メーカー修理の数か月を待てない方はご相談ください。

キャスターの構造や異音についてはGlobe-Trotterのキャスターはなぜうるさい? と、キャスター修理のご案内 にまとめています。

革ハンドル・革ベルト

革の補修は8,000円〜、革を作り直す作製は12,500円〜21,000円(税別)が目安です。芯が折れている場合は、作り直しても強度に影響が出ることがあります。革ベルトの作製は9,500円〜で、つなぎ目に段差ができるなど、元と同じ強度は保証できません。素材や色味は完全には一致せず、ハンドルではリベットの見た目が変わることがあります。持ち手の修理全般はハンドル修理のご案内 をご覧ください。

フレームの歪み

アルミフレームが歪んで開閉やロックに支障が出ている場合は、フレームを叩き直して開閉を改善します。目的は「使える状態に戻す」ことで、新品のようにまっすぐな仕上がりにはなりません。ヒンジ付近は難易度が高く、外して作業する場合は追加料金が発生します。

修理前

グローブトロッターのフレームの歪み(修正前)

修理後

グローブトロッターのフレームを修正した状態(修正後)

内装(布の張り替え)・ヒンジ・ロック・フットパーツ

  • 内装の張り替えは片面13,500円(税別)〜。代用の生地を使うため、色や質感が元と異なります。内装のエンブレムは、張り替え後に取り付けられない場合があります
  • ヒンジの再固定は3,500〜5,500円(税別)。リベットは代用品を使います
  • ロックの修理は純正部品で交換します。部品の取り寄せに1〜2か月かかることがあります
  • フットパーツは代用品で交換します。固定ネジが枠の内側に露出する場合があります

当店に持ち込まれるグローブトロッターは、どこの相談が多いか

2025年4月から2026年9月7日の集計時点までに当店が受け付けた修理記録のうち、グローブトロッターは104件でした。その修理明細130件を部位ごとに数えると、上位5部位は次のとおりです。

  • キャスター 81件(62.3%)
  • ケースハンドル(革ハンドル) 14件(10.8%)
  • 角パーツ 8件(6.2%)
  • 革パーツ(ベルトなど) 8件(6.2%)
  • リベット 3件(2.3%)

⚠️ この数字の読み方

これは「当店に持ち込まれたグローブトロッターの中で、どの部位のご依頼が多かったか」を示す数字です。販売台数がわからないため、故障の起こりやすさを示すものではありません。他ブランドとの比較にも使えません。

キャスターが6割を占めます。グローブトロッターは50mmの2輪タイプで、当店では2輪タイプの交換は片側だけでなく2か所そろえてのご提案をしています。片輪だけ替えると、左右でタイヤの状態が違ってバランスが崩れるためです。

複数箇所が傷んでいる場合

キャスターと角、ハンドルと内装のように、複数の箇所をまとめてお預かりすることもあります。修理費用は部位ごとにお見積りし、期間は項目ごとに異なります。部品の在庫があるキャスターは当日、ボディや革ハンドルは10日〜、ロックの純正部品は取り寄せに1〜2か月かかることがあります。急ぎの部位だけ先に、という分け方もできますのでご相談ください。

修理前

グローブトロッターの複数箇所の破損(修理前)

修理後

グローブトロッターの複数箇所を修理した状態(修理後)

海外旅行中に壊れた場合

海外旅行中の破損であれば、旅行保険やクレジットカード付帯保険の「携行品損害補償」で修理費用が補償される場合があります。当店では保険申請に必要な見積書を発行しています(修理に進まれる場合は無料)。条件と手順は保険利用のご案内 にまとめています。

よくある質問

Q. 他店で「ボディの割れは直せない」と言われました。対応できますか?

状態を確認したうえで、内部補強とパテ補修で対応できる場合があります。バルカンファイバーは内側からの補強ができ、表面は亀裂線が目立たなくなるようにパテ塗装で仕上げます。ただし色味や質感の差は残ることがあるので、写真で状態を見てからご案内します。

Q. メーカーに出すと数か月先の完成と言われました。早くできますか?

キャスターであれば、部品の在庫がある場合は持ち込み当日45分〜60分程度で対応できます。革ハンドル、ロック交換、伸縮ハンドル交換は部品の手配や作製が入るため、お時間をいただく修理になります。

Q. 当店の記録では純正部品での交換が0件ですが、純正で直してもらえますか?

2025年4月から2026年9月7日の集計時点までのグローブトロッターの部品交換96件は、すべて代用部品でした。純正部品はキャスターであれば1か所21,000円〜でお受けできますが、取り付け金具が純正ではなくなります。見た目を優先されるか、費用と納期を優先されるかで選択肢が変わるため、ご希望を先にお聞かせください。

Q. 内装を張り替えると、内側のエンブレムはどうなりますか?

張り替えには代用の生地を使うため、色や質感が元と異なります。内装のエンブレムは、張り替え後に取り付けられない場合があります。この点は作業前にご説明し、ご了承いただいてから進めています。

Q. 角が割れたのは、使い方が悪かったのでしょうか?

バルカンファイバーは強い衝撃にはあまり強くなく、割れや亀裂が入ることがある素材です。これは素材の性質で、通常の使用で問題が出るものではありません。角やヒンジのまわりは負荷がかかりやすい部分なので、亀裂が入った段階で一度ご相談ください。広がる前のほうが補修の範囲を小さくできます。

まずは写真を2枚送ってください

ケース全体の1枚と、壊れた箇所に寄った1枚を、LINEかWebフォームでお送りください。「角が割れた」「キャスターが転がらない」など今の状態を一言添えていただければ、修理できるか、金額と日数の目安をお返しします。海外旅行中の破損であれば、いつ・どこで壊れたかも書き添えてください。保険が使えそうかもあわせてご案内します。

グローブトロッター修理はお任せください

名古屋の上前津本店・名駅作業所で対応。全国から郵送でのご依頼も承っています。